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国際恋愛の苦悩を描くコメディ映画『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』 人種や宗教の違いなんて関係ない!?

今回は、昨年の夏米国ででたった5スクリーンから始まった公開が、多くの口コミやレビューから広がりなんと2600スクリーンまで拡大して大ヒットを記録し日本でもいよいよ公開される国際結婚する事への苦悩を描いたNo.1コメディ『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』を紹介する。

あらすじ

パキスタンで生まれシカゴに移住したコメディアンのクメイルは、アメリカ人大学院生のエミリーと仲良くなり付き合うことに。

しかし、同じパキスタン人との結婚しか認めない厳格な母に言われるまま、見合いをしていたことがエミリーにバレ破局を迎える。

ところが数日後、エミリーは原因不明の病で昏睡状態に…。果たして、エミリーは目覚めるのか? その時、2人の未来の行方は?

映画『ビッグ・シック』公式サイト

ストーリーは実話がベース

今作において最も注目すべきことは全てが実話という点だ。パキスタン出身のアメリカ人コメディアンのクメイル・ナンジアニとその妻エミリー・ゴードン実体験を元に映像化したのが今作である。

一から創作された脚本ではないからこそ感じられる“リアル”な物語に触れることが今作の最大の魅力に感じた。

国際恋愛の苦悩と思い

日本においては過去から現在まで国際結婚の割合が低いことが指摘されている。

島国であるからこそそもそもの出会いの機会がなかったりするのも大きな要因だがどうしても相手の国籍や血筋に目を向けがちな現状があると思う。

実際私もあまりリベラルな考えを持つ人間ではないので仮に結婚するとなると正直抵抗感があるのも事実。

今作の主人公クメイルの母親の気持ちも十分理解できる。日本では宗教をあまり気にしない(新興宗教は除く)が厳正なイスラム教徒の家庭であるならば宗教観も食生活も違う小娘との恋愛をすぐに許すはずもないだろう。

そんな中でエミリーが原因不明の病で昏睡状態に陥ったことでクメイルは病院で初対面したエミリーの両親と互いに心を広げることになる。

特に印象的なシーンだったのはクメイルのコメディをエミリーの両親が見に行った時にクメイルが観客から「ISISへ帰れ!」と野次られた時エミリーの母親が猛然と抗議するのだった。

このことがきっかけで無事を願う3人に、温かな絆が生まれていく。

だが、エミリーの病状は日に日に悪化し、遂には命に危険が及ぶのだった…。

勿論、実話である以上クメイルとエミリーは無事結婚まで辿り着くがそこまでの道のりは苦悩の連続だったことが伺える。

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そして今後国際結婚や移民家族が増えていく中で直面するであろう他文化理解の必要性をコメディ映画にまとめた点で大変評価できるオススメの1本だろう。

編集後記

国際結婚を阻害するのは親族だけでなく国もだろう。

そんな面倒な世の中でも国際結婚をする人々が年々増えているのはやはり愛に勝るものはないんだなぁと感じた。

そんな気持ちに浸れる『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』は2018年2月23日公開予定。