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歴代 映画『スパイダーマン』シリーズを振り返ってみる。

あなたの親愛なる隣人が帰ってくる。 スタッフ、キャストを一新し装いも新たにMCUで再始動(=リブート)されるのが『スパイダーマン:ホームカミング』です。そんな今作をみる前にスパイダーマンをおさらいしてみよう。

スパイダーマンシリーズ

一つ目は、死霊のはらわた(Evil Dead)シリーズで有名なサム・ライミ監督が手掛けたのが、2002年公開のスパイダーマン、2003年公開のスパイダーマン2、2007年公開のスパイダーマン3の三部作。

スパイダーマン トリロジー ブルーレイ コンプリートBOX [Blu-ray]

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ある日、社会科見学でコロンビア大学の研究室を訪れたピーター・パーカーは遺伝子改良をされたクモに嚙まれてしまう。スーパーパワー(=スパイダーセンス)を得たピーターは「スパイダーマン」としてニューヨークに潜む悪と戦うことに。

主人公・ピーター・パーカー役にトビー・マグワイア、恋人のメリー・ジェーン・ワトソン役にキルステン・ダストピーターの親友でノーマン・オズボーンの息子ハリー・オズボーン役にジェームズ・フランコの主要3人を軸に展開するのが本シリーズの特徴。 このシリーズは今まで映像化が不可能だと言われていたスパイダーマンを見事に映像化に成功し大ヒットしこの後のすべてのアメコミ映画に影響を与えたと言っても過言ではない。

【本シリーズのポイント】
①個性豊かなキャラクターの繰り広げる濃厚なストーリー

いじめられっ子で化学オタクのピーター・パーカー、恋人で女優を目指しているメリー・ジェーン・ワトソン、ピーターの親友でオズコープの御曹司のハリー・オズボーン、デイリービューグル編集長のJ・ジョナ・ジェイムソンと個性豊かなキャラクターがストーリーを盛り上げる。

②ヴィラン誕生の秘密がしっかりと描かれている

本作に登場するヴィランたちは様々な理由から運命的にヴィランにならざるを獲なかったという共通点がある。グリーン・ゴブリンであれば研究が打ち切りになる焦りから自身に薬を投与してしまい運命的に導かれた。サンドマンであれば幼い娘にもう一度会いたいという気持ちから刑務所を脱獄したが警察に追われたがために電子分解装置に誤って転落をしてしまい同じように導かれた。ピーターもヴィランたちも大いなる力を得た点では一緒だが正反対の歩み方であることが描かれる。

③ダークな世界観

サム・ライミ監督の得意とするホラーテイストが散りばめられている。カメラワークがとにかく上手く敵がどこからともなく表れる恐怖に興奮する。

アメイジング・スパイダーマンシリーズ

二つ目は、ミュージックビデオの監督として有名なマーク・ウェブ監督を迎え新たにリブートされた2012年公開のアメイジング・スパイダーマン、2014年公開のアメイジング・スパイダーマン2の二部作です。

アメイジング・スパイダーマン シリーズ ブルーレイ コンプリートBOX [Blu-ray]

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ある日、子供のころに謎の失踪をした父親のリチャード・パーカーの残したバッグに隠された資料を見つけたピーター・パーカーは、さらなる手がかりを探るためオズコープ社の公開実習に潜入する。密かに研究員についていきバイオケーブルの開発室で遺伝子組み換えをされたクモに嚙まれてしまう。驚異的身体能力を身に着けたピーターは奮闘するが...

主人公のピーター・パーカー役にはFacebookの創業秘話を描いた『ソーシャル・ネットワーク』のサベリン役でブレイクしていたアンドリュー・ガーフィールド。ヒロインのグウェン・ステイシー役には『小悪魔はなぜモテる⁈(原題:easy A)』で演技力が高く評価されていたエマ・ストーン。この二人を軸に恋愛と青春、ヒーローとしての葛藤を描いたのがシリーズの特徴だ。

【本シリーズのポイント】
①ピーターの二足のわらじ生活

高校生としての恋愛、青春とニューヨークを守る市民派ヒーローとして日々明け暮れる様子が描かれていく。2では“大いなる力には大いなる責任が伴う”とい言葉が現実として直面する出来事がピーターを突然襲う...

②奥深いストーリー

ピーターがどのような運命でパワーを得たのか。ピーターの両親はなぜ失踪したのか。『アメイジング・スパイダーマン』では前シリーズでは掘り下げられてこなかった疑問を掘り下げ奥深いのが特徴だ。2ではさらに『アメイジング・スパイダーマン3』及びスピンオフ『シニスター・シックス』へと連なる伏線で締めくくっただけに打ち切りは残念だ。

③ミュージックビデオのような美しい映像

前シリーズはサム・ライミ監督のダークな世界観が特徴的だったがMVの監督として手腕のあるマーク・ウェブ監督らしい明るく時にポップな映像となっている。 また、前シリーズから時がたちより洗礼されたCGと3D技術でニューヨークのビル街を飛び回るシーンは大興奮!

必読すべき原作

数えきれないほど多くのコミックが出版されているスパイダーマンシリーズだが、『アメイジング・スパイダーマン』#121 “THE NIGHT GWEN STACY DIED”は誰にとっても衝撃的で印象に残っている作品だろう。 スパイダーマンの正体を知ったグリーン・ゴブリンによってピーターの最愛の恋人グウェン・ステイシーがジョージ・ワシントン・ブリッジの上に捕らわれてしまう。 しかし、救出は失敗しグウェンは転落死してしまうという衝撃的な内容だった。 この事件をきっかけにユニバースが一変する。 ピーターはベンおじさん、ステイシー警部そしてグウェンの死の責任は自分にあるのではないかと強く葛藤する。そんな姿をみていたメリー・ジェーン・ワトソン(MJ)もそれまでのおてんば娘から大きく成長し、より思いやりのあるピーターの恋人となった。 この作品はヒーローの葛藤と暗い闇を描いた作品としてその後のマーベル・ユニバースにも大きな影響を与えた点でも重要だ。

様々なニューヨークのストリートヒーロー

f:id:kyo_infinity:20170819192049j:plain ニューヨークの街の平和を守るストリート系ヒーローはスパイダーマンだけではない。有名なヒーローでは、昼は盲目の弁護士、夜はヘルズキッチンの悪魔として有名なデアデビルや超人的な皮膚と怪力の持ち主で“ハーレムのキャプテンアメリカ”の異名をもつルーク・ケイジなど魅力的なヒーローがいる。これに加えジェシカ・ジョーンズ、アイアン・フィストがNetflixにてドラマ化されており4人のヒーローが“ザ・ディフェンダーズ”として立ち上がる『MARVEL ザ・ディフェンダーズ』も2017年8月18日より全8話で全世界同時配信される。こちらも『スパイダーマン:ホームカミング』同様目が離せない。